年齢に負けない、美肌のための3つの食習慣

2021.01.21 年齢肌への対策・アドバイス
年齢に負けない、美肌のための3つの食習慣

みなさんは美肌のために食事を意識されていますか?時間がない時はついつい、コンビニやスーパーのお惣菜で済ませてしまう日もありますよね。しかし、口に入れたもので肌状態は大きく左右されます。年齢を重ねた肌は、特に食生活の影響が顕著に出ます。食事を整えることは美しい肌への近道。今日はイキイキとした肌をつくる3つの食習慣についてご紹介します。

 

身体に毒を入れない

年齢と共に現れるあらゆる肌の不調は、身体の酸化が原因です。りんごを切ったままにしておくと、だんだん茶色くなってしまうのと同じように、私たちの身体も何もしなければサビていってしまいます。このサビは、「活性酸素」と言い、紫外線、ストレス、そして普段の食生活の乱れによって増えていってしまうのです。

 

活性酸素を増やしてしまう食生活とはどんなものでしょう?その代表的なものは:

 

・食品添加物の多い加工食品

・時間の経った揚げ物や、油を使ったもの

・過度なアルコール

 

まずはこれらの食品をできる限り避けることが、美肌への第一歩となります。

 

野菜をもっと食べる

活性酸素の働きを抑えてくれるのが、「抗酸化成分」。この抗酸化成分は、色の濃い野菜に多く含まれていると言われています。特に美肌に効果的な野菜とはどんなものでしょう?

 

美肌に欠かせないビタミンA・C・E

まずは野菜に含まれるビタミンを意識すると、どんな野菜を摂ると良いかがわかってきます。ビタミンA・C・E、通称「ビタミンエース」は美しい肌をつくる3大ビタミンと言われています。

 

・ビタミンA:

皮膚や粘膜を正常に保ち、肌の潤いを守ります。

 

・ビタミンC:

シミ・ソバカスを防ぎ、ハリ肌をつくるコラーゲンの生成をサポート。

 

・ビタミンE:

血行を促進させ、透明感のある肌をつくります。強い抗酸化力はアンチエイジングに不可欠です。

 

この3つのビタミンを多く含む食材をなるべく多く摂ることを心がけましょう。そのときに重要になってくるのが「旬」です。

 

旬の食材を意識する

野菜は旬のものとそうでないものとでは、栄養価が格段に違います。野菜によっては2〜3倍も違うものもあると言われています。旬の野菜を取り入れた方がお得に美容効果を得られるのです。

 

それぞれの旬ごとに、ビタミンA・C・Eを多く含む野菜を見ていきましょう:

 

ビタミンA:

春・夏:モロヘイヤ、つるむらさき、トマト、赤ピーマン

秋・冬:にんじん、かぼちゃ、小松菜、ほうれん草、ニラなどの緑黄色野菜

 

ビタミンC:

春・夏:赤ピーマン、トマト、モロヘイヤ、柑橘系、春キャベツ

秋・冬:ブロッコリー、ほうれん草、小松菜、大根、キャベツ、カブの葉、レンコン、サツマイモ、柿、芽キャベツ

 

ビタミンE:

春・夏:菜の花、モロヘイヤ、ゴマ、アーモンド

秋・冬:かぼちゃ、ほうれん草、春菊、ゴマ、アーモンド

 

野菜の食べ方に気をつける

野菜は皮の近くに多くの栄養素があると言われています。そのため、有機野菜をよく洗って、できる限り皮を残して食べることが理想です。また、生のサラダ、蒸し野菜、グリル野菜など、素材の原型が残っている状態で野菜を摂ることも望ましいです。そうすると、高い栄養素をそのまま身体に吸収できます。

 

特にビタミンCは熱に弱いです。せっかくの栄養価をキープするためにも、できる限り熱を加えず、生で食すことがおすすめです。

 

「美腸」を心掛ける

腸は「肌を映す鏡」とも言われ、美しい肌に欠かせません。ここ数年流行している「美腸」とは、腸内の環境が整っている状態のことを言います。整った腸は、身体に必要な栄養素をしっかり吸収し、老廃物を排出することによって、身体全体のめぐりを良くしてくれるのです。

 

この美腸を手に入れるために、大事なのは「食物繊維」と「発酵食品」です。

 

食物繊維でデトックス

まずは腸に溜まった老廃物を身体から出すことが大切です。しっかりとデトックスされた腸は、身体に必要な栄養素を吸収しやすくなります。この腸の洗浄に有効なのが、食物繊維です。穀類、イモ類、豆類、野菜類、海藻類、キノコ、ゴボウ、みかん、キウイなど、さまざまな食材に含まれているので、積極的に摂っていきましょう。

 

特におすすめしたい食材は玄米。近年の日本人の食生活は、食物繊維が不足していると言われています。その原因は主に穀物からの摂取量が減っていることが挙げられます。玄米の食物繊維は白米のおよそ4倍も含まれています。さらに、玄米は白米と違って精製されていないため、たくさんの栄養素をバランス良く含んでいます。この身近なスーパーフードを活用しない手はありません。

 

発酵食品で腸内環境を整える

腸の中には約200種類もの菌が生息すると言われています。この菌のバランスが保たれることが、健康な腸につながります。そのため、菌の種類が偏ってしまうと菌のバランスが崩れてしまいます。

 

おすすめは、なるべくいろんな種類の発酵食品を摂ること。納豆、ヨーグルト、味噌、醤油など様々な発酵食品を毎日の食事に取り入れることを心がけましょう。

 

 

以上、今回は健康的な肌をつくる3つの食習慣についてご紹介しました。「覚えることが多くて大変・・・」という方は、まずは一歩ずつ、できることから試してみてはいかがでしょう。お昼に買っていたコンビニのお弁当を避けてみる。いつもの食卓に野菜料理を一品だけ追加してみる。その積み重ねが、美しい肌をつくるのです。

 

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